sambaでNAS-3

その3回目。インストール設定-2

今回は、インストールのソフトウエアの選択。これをやらないと最小システムになってしまう。それとNASには重要なネットワークの設定。

「ソフトウエアの選択」ではせっかくなので、GNOME位は起動させたいのでその設定を行う。「ソフトウエアの選択」をクリック。

「ソフトウエアの選択」色々な選択肢があるが、sambaで共有するだけなので、「GNOME Desktop」か「サーバ(GUI使用)のどちらかにすればよい。今回は「GNOME Desktop」にした。

右側の「選択した環境のアドオン」では、

  • GNOMEアプリケーション
  • インターネットアプリケーション
  • オフィススイートと生産性
  • 互換ライブラリ
  • 開発ツール
  • セキュリティーツール
  • システム管理ツール

などを選んだ。

インターネットアプリケーションはネットの接続確認等に便利だ。オフィススイートは保存しているデータをちょっと見る時などに便利。開発ツールは、ゆくゆくAI(Python)などの開発にも使うかも知れないのでいれておいた。またセキュリティツールは、NASはLAN内のみで使用するつもりだが、ゆくゆく出先からアクセスするかもしれないので入れた。システム管理ツールは、便利な管理機能が色々あるんでいれておいた。

特に必要ないと思うものは入れなくてもいいと思う。あとで追加で入れることもできるので。

続いて、「ネットワークとホスト名」

ここでは、まずNASを固定IPアドレスに設定する。さらには、ホスト名も設定しておく。

まず、右上のオンオフボタンをクリックしてネット環境をオンにする。インストール直後はオンになっていないこともある。すると中央にDHCPで取れたLANのIPアドレス等が表示されるはず。もしされないと話がややこしくなる。ネット接続がうまく行っていない可能性がある。主にLANのアダプタが認識されていない場合が多い。Linuxに対応しているLANアダプタを探すこととなる。

うまくIPアドレスが取れている場合は、右下の「設定」ボタンをクリックする。

編集画面が出たら、「IPv4のセッティング」タブをクリック。

方式を「手動」にして、「追加」ボタンをクリックして、NASに割り振るIPアドレスを入力する。

終わったら、「保存」をクリックして終了する。IPアドレスの設定は、OS起動後も「システムツール」メニューの「設定」からできるので(ソフトウエアの選択でシステム管理ツールを入れていれば...。)のちにIPアドレスを変更してもよい。

つづく

 

ぼろサーバ改め新サーバの作成-その3-2

■インストール後にすること-2 ネットワークの設定 サーバーにするために固定IPをふる。インターネットには、ルーター経由で、LAN接続しているので、ルータの設定を参考にして、固定IPアドレスをどうするか決めて、それを設定 … “ぼろサーバ改め新サーバの作成-その3-2” の続きを読む

■インストール後にすること-2 ネットワークの設定
サーバーにするために固定IPをふる。インターネットには、ルーター経由で、LAN接続しているので、ルータの設定を参考にして、固定IPアドレスをどうするか決めて、それを設定する。
設定は、gnomeのデスクトップなら、「システム」->「管理」->「ネットワーク」と選択すると、ネットワークの設定ができる。

ネットワーク設定が出るので、「デバイス」タブをくりっくして、eth0がきちんと認識されているかを確認、そして「編集」をクリックすると、eth0の詳しい設定が出来る。

イーサーネットデバイスが表示されたら、「コンピュータの起動時にデバイスを起動」にチェックを入れる。サーバーなので、起動時に自動的に起動したほうがいいので...。また、固定のIPアドレス設定をクリックして、アドレス・サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスを設定。1番目のDNSも設定。

再起動してみて、ネットワークが安定しているか試してみる。FireFoxなどで、インターネットアクセスしてみれば、簡単にOKかどうか分かる。

うまく接続出来てないときは、右上のネットワークのアイコンを右クリックして、接続できているか確かめる。うまくいかないときは、上記ネットワーク設定を確認してみる。

■SSHによるLAN内リモート接続
ネットワーク接続が安定してきたら、Tera TermからLAN内よりのリモート接続してみる。
接続できたら、リモートからサーバが色々管理できる。

ユーザでログインし、su – でrootにログイン

ログイン出来たら、アップデートを実行じておく。

アップデートが終わるまでしばらく待つ。

■ntpdで、時刻合わせ
サーバなので、時間がずれるのはちょっとこまるので、ntpdで自動的に時刻を合わせ続けるようにしておく。
まずは、yumでインストール

もう、はいっていたようだ。
つづいて、時刻を合わせる先、日本標準刻のサーバの設定。
http://www.jst.mfeed.ad.jp/のサーバを使わせてもらう。
viで、/etc/ntp.conf を編集。
server ntp3.jst.mfeed.ad.jp
server ntp2.jst.mfeed.ad.jp

を追記、Fedoraの方はコメントアウトしておく

設定がすんだら、起動。

しばらくしてからntpq -pで、どのくらいあってきているか確認してみる。

自動起動するよう設定。

■lm_sensorsで、サーバのハードの管理
まず、yumでインストール

インストールが終わったら、sensors-detectで、ハードの認識。だいたい「enter」キーを押すとよい。

認識が終わったら、sensorsコマンドで、マザボやCPUの状態が見れる。

■VNCサーバのインストール
SSHで、コマンドラインでリモート操作はできるが、gnome経由で、グラフィカルにリモート操作できるようにする。VNCサーバーを使っている。まず、yumでインストール

yum -y install tigervnc-server

VNCクライアント(Viewer)を持ってくる。

RealVNC(http://www.realvnc.com/)から
ダウンロード
VNCサーバの起動
VNCサーバを起動し、画面サイズを800×600にする#

# vncserver -geometry 800×600

パスワードを聞かれる

You will require a password
Password:
Verify:

VNCサーバが起動する。
ファイアーウォールが稼働しているときは、穴を開ける。
「システム」->「管理」->「ファイアーウォール」と選択する。ファイアウォールの設定が表示されたら、左にあるその他のポートをクリックする。そして、右の追加ボタンをクリック。

VNCが使用するポートは5901から、使う分だけで設定する。

これで、サーバー側での設定は終わり。
クライアントに移動して、
VNC Viewerを起動して、接続先の「DNS名かIPアドレス」 「:」 「ディスプレイ番号」
を入力。
ディスプレイ番号は、1つしかVNCサーバを使っていない場合は、たいてい1。

接続出来た。これで、gnome経由のグラフィカルなリモート操作も可能。