NAS再不調

ぬぁんと、またNASが止まった。というか、予定通りというか。HDDがおかしくなって、OS起動時にマウントできないようだった。OSはこの前SSDに入れたので、問題ないのだが。
きっと例の不良セクタが大量に出ていたSeagateの2TBのHDDが悪いのだろうと、外して起動してみたら、まだだめ。しかも例のIBMのHDDが悪くなった時のカシューんビーーカシューんの音が。どれから出ているのだろうと耳をHDDに近づけてみたら、ぬぁんと一番新しい東芝の500GBのHDD、DT01ACA050から例の音がでているではないか。2014年製なのに。それでは取り急ぎと東芝のHDDを外したが、まだだめで、Seagateの2TBのHDD、ST2000DL003も外してやっと落ち着いた。

外したHDD

意外に2010年製のもっとも古い、HITACHIの2TBのHDD、HDS722020ALA330と、同じくHITACHIの500GBのHDD、HDS721020CLA362が生き残ることとなった。不思議な取り合わせ。おかげでsambaの設定ファイルも修正した。もうしばらくはこのHDDでいけそうだ。

まだ使えそうなHDDのスマート情報

特に問題はないようだが、古いので...
不良セクタが48個あるので心配

が、しかし新品HDDを用意したほうがいいかな。まあ候補は4TBでも安いSeagate Guardian BarracudaシリーズのST4000DM004かな8千円台で買える。今新型コロナの影響で物流にも相当影響がでているようなので、連休明けにでも発注してみるかな。

 

CentOS7で、FHD動画再生

CentOS7で、FHD動画が再生できるか試してみた。標準のビデオプレーヤではほとんどダメ。
なので、昔から定評のあるVLCメディアプレーヤーをいれてみることにした。CentOS7に入れようとすると結構大変。コマンドでやることに、

# yum install -y https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
# yum install -y https://download1.rpmfusion.org/free/el/rpmfusion-free-release-7.noarch.rpm
# yum install -y vlc

これがうまくゆくと、メニューにVLCメディアプレーヤーが出るようになる。

早速再生。

しかし、再生できても音がでないものもある。MP4は大体OKだが、MKVがダメ。どうも音声コーディックのOPUSがうまくいってない。

まあ仕方がない。MKVはMP4に変換すると無事再生できたのでよしとしよう。

まあ、データセンター用OSでここまでするのは苦というものだ。

Linux2号機

この前NASにeclipseを入れてみたのだが、やはりNASで色々プログラムをいじるのは危険すぎる。最悪データが消える恐れも。それでなくても、HDDが限界模様なのに。

そこで、1年ほど前に、古いパーツを寄せ集めて、PCを1台作っていたのを思い出した。最近電源すら入れていなかった。

その時の様子。(https://www.ekbt.work/?p=13629

これを久しぶりに起動。

CPUはIntel Core 2 Duo E8500 3.16Ghz
マザボはGIGABYTEのGA-EP45-UD3R

グラボはファンがついている、玄人志向のGF9800GT-E512HD/GE(GPUはnVIDIA製 GeForce9800GT)を取り付けた。メモリーもDDR2-800の2GBが2枚刺さっていたが、追加でDDR2-800の1GBをさらに2枚追加して6GBにしておいた。

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HDDは、Windows10、1809が入っていた。500GBのHDD。2011年製造。古。

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最初、これを消してLinuxをいれようかとも思ったが、メモリー6GBになって結構調子よく動くのでもったいなくなった。

そこで、余っている2.5インチHDDの100GBのものがあったので、Linuxは軽いしプログラムをいじるだけなので、動けばいい程度でいいので、これに付け替え、500GBのHDDは取っておくことにした。これはまたまた古い、2008年製造。

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LinuxはCentOS8を入れようと思ったが、容量が7GBとデカかったので、この前作ったCentOS7のDVDから入れた。インストールは難なく終了。

HDDも古い割には、スマートの値も問題ないようだ。

ディスプレイは、LG電子のこれも古い、2009年製FLATRON W2261VG。古いが、バックライトがLEDなので、まだまだ使える。

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インストール後、色々試している。youtubeのHD動画も難なく再生できた。ただ、その時にはCPUの負荷が50-70%前後まで上がる。昔のハードなのでHD動画は重荷だ。余りやらない方がよさそう。

まあ、色々やってみよう。もしHDDが飛んだら、SSDにするのもいいなあ。LinuxもUbuntuやFedoraなども入れてみよう。

 

C言語環境試験

NASをLinux(UNIX)、CentOS7で作ると少しいいことがある。それはC言語やその他の派生言語Java、ruby、php、Python、etcが使えるようになることだ。最近はWindows10でもubuntuが使えるのでそれはそれでいいのだが、やはりLinux(UNIX)の環境でやりたいものだ。前回もNASに環境を作っていたのだが、NASが不具合を起こしたので、消えてしまった。なのでもう一度作ることになった。

まずは、一番基本のC言語。これはCentOS7のインストール時に開発環境を入れていれば入っているはず。早速テストしてみた。

まずはWindowsPC側でソースを作った。ソースは伝説的なあれ。

#include <stdio.h>

int main()
{

printf(“Hello c World\n”);

}

これをsambaの共有経由でNASへ送り、操作はVNC経由で、WindowsPCから。テキストエディターで開いてみた。

端末でコンパイル。C言語のコンパイラはgccだ。

# gcc hello.c

無事エラー無くコンパイルされa.out(アセンブラアウト)が出力された。早速実行。

# ./a.out

無事結果が表示された。

これで、c言語の環境試験はOK。さらにはGUI環境もいれてみるかな。有名なeclipse。これならC言語以外もJavaやphp、Pythonなどもできる。そのうちに。

sambaでNAS-補足3

その10回目。補足その3

今回、NASがトラブルになり、CentOS7をSSDにインストールして安定させ、HDDは後で追加してゆくことにした。もしHDDが壊れても、その中のデータは失われるが、他のHDDのデータは生きている。古いHDDばかり集めて使っているので、この苦肉の策となった次第。

そこで、HDDを使えるようにして(Linux、UNIXではマウントと言う)さらには、sambaでも設定して、WindowsPCから読み書き出来るようにする。

昔なら、Linux(UNIX)でHDDをマウントするとなると、mountコマンドを使ったものだ。しかし今はGNOMEのデスクトップアプリでマウントは簡単に管理できる。まずこのディスクアプリを起動する。CentOS7のNASにrootでログインするか、VNCでCentOS7のNASにログインして、「アプリケーション」メニューから「ユーティリティ」を選択、さらに右に表示される「ディスク」をクリック。

すると、現在マウント中のディスクやマウント可能なディスクが表示されるので、左のHDDのリストからマウントするディスクをクリックする。すると右側にそのHDDの様子が表示されるので、中央少し左のギアマークのアイコンをクリックする。もし、新品のHDDの場合はここに「+」ボタンがあると思うので、これでパーティーションを作るところからやることになる。もしWindowsPCなどで使っていたHDDならまず「-」ボタンをクリックしてパーティーションを削除後、「+」ボタンで新たにパーティーションを作る。

すると、HDDの設定のリストが出るので、「マウントオプションの編集」をクリックする。

すると、現在のマウント関連の情報が表示される。基本的には、デスクトップ上でマウント操作をしたときにそのHDDがマウントされるようになっている。これは、USBメモリーなどを刺したとき同じ設定。マウント用の文字も大変長く分かりにくい設定になっているので、それを解除して、sambaの設定時も楽なようにマウント用の文字も分かりやすい物にしておく。

まず、一番上の「User Session Default」をオフにする。その下の「Mount at system startup」にチェックを入れる。そして、「表示名」に分かりやすいHDD名、今回hds7220とHDDの型番にした。さらに、「マウントポイント」の長い文字列を/mnt/以下の部分を分かりやすい文字列に変更しておく。下の例ではHITACHIの2TBのHDDなので、/mnt/hds7220としている。

設定したら「OK」をクリック。この設定したマウントポイントは後でsambaの設定に使うので、記録しておく。

この作業を、マウントしたいHDDごとに行うと、デスクトップにマウントされたHDDのアイコンが出る。

これを、各HDDに対して行う。

続いて、各HDDのマウント先に、samba共有のフォルダーを作っておく。またアクセス権限なども設定しておく。

samba用ディレクトリ作成、オーナーチェンジ
# mkdir /mnt/hds7220/samba
# chown nobody:nobody /mnt/hds7220/samba
# chmod 777 /mnt/hds7220/samba

sambaの設定ファイルをいじる。viを使う場合。
[root@localhost xxx]# vi /etc/samba/smb.conf

publicの設定箇所を増やす。各HDDに共有フォルダーを作ったら、その分だけ書き足すことになる。

[Public01]
comment = hds7220
path = /mnt/hds7220/samba
public = yes
writable = yes
only guest = yes

ディレクトリの作成や権限の設定は、デスクトップからも出来る。マウントされたHDDは普通のディレクトリとしてアクセスできる。

ここで一つ注意点として、マウントされたHDDは最初は読込のみの権限しかないことが多い。この権限を読み書きOKにしておかないと、samba共有後読み書き出来ない。

デスクトップでのディレクトリの選択は、まず左上のホームフォルダーをダブルクリック。そして、「他の場所」をクリック。

すると、コンピュータ内の色々なデバイスが表示されるので、一番上の「コンピュータ」をクリック。

すると、Linuxのシステムのフォルダーが色々表示される。HDDのマウント先である「mnt」フォルダーをダブルクリック。

そして、HDDのフォルダーhds7220を右クリック、メニューの「プロパティ」を選択。

すると、プロパティが表示されるので、「アクセス権」タブをクリック。

「作成と削除」がどれからも出来るようにしておく。

ディスクの利用状況は、「システムモニター」からも見ることができる。「アプリケーション」メニューから、「システムツール」、「システムモニター」と選択する。

「ファイルシステム」タブをクリックするとディスクの利用状況が確認できる。

色々データを書き込んだので、結構な領域を使っている。