UbuntuのNAS

Ubuntuで構成しているNASのHDDを新しくする話

このまえ、あやしいプロセス事件で、改めてバックアップの重要性を思い知った。なので、Ubuntuで構成しているNASをいつまでも古いHDDではだめだと、まずHDDを新しくしてゆくことにした。
さらには、CPUやマザボも古いので、こちらも新しくしようとCPUはIntelの安いCeleron G5925あたりでと思ったら、なんと例の半導体品薄でない!!!
しかたがないちょっと高くでもと探してもAMDのRyzen5あたりのものしかなくCPUとマザボで4万円台!!!
こりゃあ、Raspberry Pi4あたりのほうが安いぞ。どうせUbuntuをうごかすのだから・・・
なんということでしょう・・・・

デル株式会社

さて。入替用のHDDが来た。とりあえず2TB。HDDはSeagate ST2000DM005 [2TB/3.5インチ/5400rpm/SATA ] 2TBプラッタ採用/3.5型ハードディスク/Barracudaシリーズ。

HDDは複数に分散させているので、順次新品に入れ替えてゆこう。
ケースに取付終了。

その他のHDDは500GBが3台、1TBが1台。マザボはGIGABYTEのGA-H67M-D2-B3、CPUはPentium G630T。どちらも10年物!!古!!

取付けてUbuntuのインストール開始。Ubuntuはこの前買った日経Linuxの付録から入れた。

日経Linux2021年7月号

付録のDVD、Ubuntuが3種類入っている。

入れたのは当然普通のUbuntu。

Live版が起動するので、そこからインストールを開始する。通常のUbuntuと同じ手順。

2TBのHDDにインストールした。

インストールは順調に進み、なんとかインストールとUbuntuの起動までたどり着いた。

これから基本設定やsambaの設定だ。

#Linux #Ubuntu #Ubuntu2104 #NAS #samba #HDD #Seagate #ST2000DM005

Ubuntu-samba追加設定

Ubuntu機には、Ubuntuをインストールした2TBのHDDの他に、500GBのHDDがもう3台ついている。どれも古いものばかり。新しくても2014年、古いものは、2009年の製造。

CentOSでNASを作っていたときは、sambaの設定で各HDDを別々の共有領域にしていた。

今回は、こちらも面倒くさいので、/home/shareのsamba共有フォルダーに、各HDDをマウントして、sambaの最初の1つの共有のみでアクセスできるようにしてみた。

まずは、/home/shareのフォルダーの中に各HDD用のマウント用フォルダーを作成。分かりやすいように、HDDの型番の一部をフォルダー名にしておいた。

まず、/homeに共有用のフォルダーを作成。フォルダー名hdp725050の場合。
$ sudo mkdir /home/share/hdp725050

そこへ、HDDをマウント。マウントはGUIのディスクアプリから行った。

「ユーザーセッションのデフォルト」をオフにして、「システム起動時にマウントする」にチェックを入れる。「表示名」は分かりやすくするため、HDDの型番にしておいた。そして、「マウントポイント」に作った共有用フォルダーを指定する。

ただ、これだとフォルダーがユーザー専用になってしまうので、chownやchmodでsambaで共有可能なように設定する。HDD3個分を行った。

まず、/homeの共有用のフォルダーのオーナの変更。フォルダー名dt1050の場合。
$ sudo chown nobody:nogroup /home/share/dt1050

そして、アクセスの権限の設定。
$ sudo chomd 777 /home/share/dt1050

そして、sambaの再起動
$ sudo systemctl restart smbd

Windowsマシンに移動して、ネットワークにUbuntuマシンのIPを入れて、追加共有したフォルダーが見えれば動作OK。

10年物のHDDがどのくらいもつか分からないので、なんとも言えないが使える間はこれでやってみよう。一応UbuntuのNAS完成ということで。

NAS停止

なななんと、NASのHDDがまた停止。まあ古いHDDなので仕方がないかと。なんとかデータでも出てこないかと、Linux2号機につないでみると、普通に起動しデータもフツーに読める。

はにゃ、おかしいなあ。ひょっとしてHDDが悪いのではなく、NASの古いマザボのSATAインターフェイスがおかしいのではないか。
ということで、NASは破棄、Linux2号機にNASで使っていたSSDやHDDを移行して、Ubuntuを再インストールした。起動もはやくなった。

メモリーもDDR3の4GBを追加して6GBにした。

そのうちsambaも動かして、UbuntuでNASということにしよう。

使用したDDR3メモリーはこれ。

 

使用しているSSDはこれ。

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NAS再不調

ぬぁんと、またNASが止まった。というか、予定通りというか。HDDがおかしくなって、OS起動時にマウントできないようだった。OSはこの前SSDに入れたので、問題ないのだが。
きっと例の不良セクタが大量に出ていたSeagateの2TBのHDDが悪いのだろうと、外して起動してみたら、まだだめ。しかも例のIBMのHDDが悪くなった時のカシューんビーーカシューんの音が。どれから出ているのだろうと耳をHDDに近づけてみたら、ぬぁんと一番新しい東芝の500GBのHDD、DT01ACA050から例の音がでているではないか。2014年製なのに。それでは取り急ぎと東芝のHDDを外したが、まだだめで、Seagateの2TBのHDD、ST2000DL003も外してやっと落ち着いた。

外したHDD

意外に2010年製のもっとも古い、HITACHIの2TBのHDD、HDS722020ALA330と、同じくHITACHIの500GBのHDD、HDS721020CLA362が生き残ることとなった。不思議な取り合わせ。おかげでsambaの設定ファイルも修正した。もうしばらくはこのHDDでいけそうだ。

まだ使えそうなHDDのスマート情報

特に問題はないようだが、古いので...
不良セクタが48個あるので心配

が、しかし新品HDDを用意したほうがいいかな。まあ候補は4TBでも安いSeagate Guardian BarracudaシリーズのST4000DM004かな8千円台で買える。今新型コロナの影響で物流にも相当影響がでているようなので、連休明けにでも発注してみるかな。

 

 

sambaでNAS-補足3

その10回目。補足その3

今回、NASがトラブルになり、CentOS7をSSDにインストールして安定させ、HDDは後で追加してゆくことにした。もしHDDが壊れても、その中のデータは失われるが、他のHDDのデータは生きている。古いHDDばかり集めて使っているので、この苦肉の策となった次第。

そこで、HDDを使えるようにして(Linux、UNIXではマウントと言う)さらには、sambaでも設定して、WindowsPCから読み書き出来るようにする。

昔なら、Linux(UNIX)でHDDをマウントするとなると、mountコマンドを使ったものだ。しかし今はGNOMEのデスクトップアプリでマウントは簡単に管理できる。まずこのディスクアプリを起動する。CentOS7のNASにrootでログインするか、VNCでCentOS7のNASにログインして、「アプリケーション」メニューから「ユーティリティ」を選択、さらに右に表示される「ディスク」をクリック。

すると、現在マウント中のディスクやマウント可能なディスクが表示されるので、左のHDDのリストからマウントするディスクをクリックする。すると右側にそのHDDの様子が表示されるので、中央少し左のギアマークのアイコンをクリックする。もし、新品のHDDの場合はここに「+」ボタンがあると思うので、これでパーティーションを作るところからやることになる。もしWindowsPCなどで使っていたHDDならまず「-」ボタンをクリックしてパーティーションを削除後、「+」ボタンで新たにパーティーションを作る。

すると、HDDの設定のリストが出るので、「マウントオプションの編集」をクリックする。

すると、現在のマウント関連の情報が表示される。基本的には、デスクトップ上でマウント操作をしたときにそのHDDがマウントされるようになっている。これは、USBメモリーなどを刺したとき同じ設定。マウント用の文字も大変長く分かりにくい設定になっているので、それを解除して、sambaの設定時も楽なようにマウント用の文字も分かりやすい物にしておく。

まず、一番上の「User Session Default」をオフにする。その下の「Mount at system startup」にチェックを入れる。そして、「表示名」に分かりやすいHDD名、今回hds7220とHDDの型番にした。さらに、「マウントポイント」の長い文字列を/mnt/以下の部分を分かりやすい文字列に変更しておく。下の例ではHITACHIの2TBのHDDなので、/mnt/hds7220としている。

設定したら「OK」をクリック。この設定したマウントポイントは後でsambaの設定に使うので、記録しておく。

この作業を、マウントしたいHDDごとに行うと、デスクトップにマウントされたHDDのアイコンが出る。

これを、各HDDに対して行う。

続いて、各HDDのマウント先に、samba共有のフォルダーを作っておく。またアクセス権限なども設定しておく。

samba用ディレクトリ作成、オーナーチェンジ
# mkdir /mnt/hds7220/samba
# chown nobody:nobody /mnt/hds7220/samba
# chmod 777 /mnt/hds7220/samba

sambaの設定ファイルをいじる。viを使う場合。
[root@localhost xxx]# vi /etc/samba/smb.conf

publicの設定箇所を増やす。各HDDに共有フォルダーを作ったら、その分だけ書き足すことになる。

[Public01]
comment = hds7220
path = /mnt/hds7220/samba
public = yes
writable = yes
only guest = yes

ディレクトリの作成や権限の設定は、デスクトップからも出来る。マウントされたHDDは普通のディレクトリとしてアクセスできる。

ここで一つ注意点として、マウントされたHDDは最初は読込のみの権限しかないことが多い。この権限を読み書きOKにしておかないと、samba共有後読み書き出来ない。

デスクトップでのディレクトリの選択は、まず左上のホームフォルダーをダブルクリック。そして、「他の場所」をクリック。

すると、コンピュータ内の色々なデバイスが表示されるので、一番上の「コンピュータ」をクリック。

すると、Linuxのシステムのフォルダーが色々表示される。HDDのマウント先である「mnt」フォルダーをダブルクリック。

そして、HDDのフォルダーhds7220を右クリック、メニューの「プロパティ」を選択。

すると、プロパティが表示されるので、「アクセス権」タブをクリック。

「作成と削除」がどれからも出来るようにしておく。

ディスクの利用状況は、「システムモニター」からも見ることができる。「アプリケーション」メニューから、「システムツール」、「システムモニター」と選択する。

「ファイルシステム」タブをクリックするとディスクの利用状況が確認できる。

色々データを書き込んだので、結構な領域を使っている。