昔のレンズMinolta 24-85mm

昔のレンズMinolta 24-85mmをひさしぶりに出してきた。少しカビが出ていたので、レンズクリーナでごしごし。すると何とかとれたみたい。早速α65でテスト撮影。自動絞り、自動焦点は問題ないようだった。画質は、逆光で … “昔のレンズMinolta 24-85mm” の続きを読む

昔のレンズMinolta 24-85mmをひさしぶりに出してきた。少しカビが出ていたので、レンズクリーナでごしごし。すると何とかとれたみたい。早速α65でテスト撮影。自動絞り、自動焦点は問題ないようだった。画質は、逆光では少しコントラストが甘いかなという感じ。最新のレンズと比べるとということで、はっきり分かるほどではない。ぴんとは若干甘目。フイルムカメラα707iと同時に出たやつなので、1993年製。20年前のレンズなので、こんなもんだろう。LightroomやPhotoshopでいじると差は分からなくなる程度の差。結構使えるぞ...。

α65はセンサーがAPS-Cサイズなので、36-127.5mm相当となるので、中望遠までいける。その分広角側がいまいちだが、風景などには36mmだと十分かも。

新旧レンズの解像度比較

Tamronの17-50mmと以前から使っているMinoltaの24-85mm、さらにMinoltaの35-70mmと、解像度はどのくらい違うのか。そもそも、フイルム用のレンズが、デジカメ用としてどの程度の解像度を持つも … “新旧レンズの解像度比較” の続きを読む

Tamronの17-50mmと以前から使っているMinoltaの24-85mm、さらにMinoltaの35-70mmと、解像度はどのくらい違うのか。そもそも、フイルム用のレンズが、デジカメ用としてどの程度の解像度を持つものか調べてみた。
35-70mmF4 1985年α7000と一緒に発売されたαレンズ最初のレンズ群の中のひとつ。

24-85mmF3.5-4.5 1993年α707siと一緒に発売されたαレンズ。ついこないだまで、α300で常用レンズとして使っていた。

結果は驚くべきものだった。Tamronがいいのは当たり前だが、予想に反して24-85mmの解像度は悪く、すこし青味がかった感じの色バランズ作りのようだ。そして、35-70mmレンズが24年前のレンズとは思えないほど解像度が良く、色バランスもTamronに近くいい感じだ。やはり24-85mmは当時としては24mmから使える初の標準ズームということで、レンズの枚数も多くなり設計に無理があり、解像度を犠牲にしていたのかも知れない。しかし、フイルムで撮っているときはそういう感じは全然せずいいレンズだと思っていたし、つい最近までデジカメα300で使ってそう悪いレンズとは思えなかった。不思議なものだ。やはりセンサーが完全に平面であるのに対して、フイルムでは、カラーの場合幾重にも層化した各色の感光層の重なり具合で初めて画像が形成されるという、縦と横のちがいがレンズの光学性能に差を出させるのだろう。とは言っても、RAW画像で差が分かるが、JPEG画像に落とすとそうはっきり差が出るわけでもないので、24-85がだめレンズというわけでもないが。
テスト撮影画像、35-70の広角側に合わせるため全部35mm近辺で撮影している。また、RAWですべて撮影、PC取り込み後のノイズやシャープの補正はない状態。
Tamron17-50mmF2.8
全体

中心部の解像度(100%)

minolta24-85mmF3.5-4.5
全体-Tamronと比べると青味がかっている

中心部の解像度(100%)

minolta35-70mmF4
全体-Tamronよりは赤みが薄い色作り

中心部の解像度(100%)

ううむ35-70mmは銘レンズだな。Tamronが17-50mmと若干望遠側が不足気味なので、それの繋ぎで、70mmまでいけるので、鉄道撮影などでは重宝しそうなので、また第一線に復帰させた。24-85はしばらくはお倉入りだな。
参考、発売当時の35-70やα7000、その他同時に発売された初代αレンズのカタログ画像

この時代のレンズは状態が良ければ結構お買い得かもしれない。今回の実験でデジタル対応でないと良い画質が得られないというのはSONYのαに関しては当てはまらないようだ。他社の場合は、センサーの構造やローパスフィルタの構造、画像処理の方法などが違うのでどうかは分からないが....。

Dimege Scan Multi Ⅱ

アキレス腱まで痛くなって、しばらくは撮影など行けそうもないので、これを機に昔から撮りためたフイルムをスキャンしてデジタル化していこうと、古いスキャナーを最新Windows Vistaパソコンにつないで、ドライバを入れよう … “Dimege Scan Multi Ⅱ” の続きを読む

アキレス腱まで痛くなって、しばらくは撮影など行けそうもないので、これを機に昔から撮りためたフイルムをスキャンしてデジタル化していこうと、古いスキャナーを最新Windows Vistaパソコンにつないで、ドライバを入れようとしたら、出来なかった。どうもスキャナーが古くて、ソフトも古いので、対応していないようだった。仕方が無いので、WindowsXPの出番となってしまった。
ちなみにスキャナーは、MINOLTAのDimege Scan Multi Ⅱ2000年12月購入の品物。亡き友人が使っていて、僕にくれた。もらったのは2002年ころだったか。当時結構高かったのでは....。今やMINOLTAのサポートも無くなったみたい。
サポートのページでは、XPまでの説明しかない。正式に対応しないと断り書きがあるので、しかたのないところか。Vistaまで位対応して欲しかったなあ。

αレンズ24-85mm 3.5-4.5の修理

まあ、昔より父もミノルタを所有しており、僕もミノルタとNikonのマウントのレンズ資産があるのだが、ミノルタの名玉24-85の前玉内側に少し曇りが出たので、へたにはずして壊すより、SONYさんに修理を頼もうと思った。とい … “αレンズ24-85mm 3.5-4.5の修理” の続きを読む

まあ、昔より父もミノルタを所有しており、僕もミノルタとNikonのマウントのレンズ資産があるのだが、ミノルタの名玉24-85の前玉内側に少し曇りが出たので、へたにはずして壊すより、SONYさんに修理を頼もうと思った。というか実は、前からはずれそうもなかったので、後ろから少しはずしてみて、あれれ、これはこわしそうだとやめた。なんとか組み立てなおして動作はOK。
■名機α707siに付けた24-85mm

電話をしてみて恐ろしい事が分かった。24-85は前玉の場合前玉群すべての交換となり、さらに初期型はその交換部品も品切れとのこと、えーっ修理もできないのーぉ。電話応対の女性の方も申し訳なさそうにしていた。それもそうかなあ。15年位前のレンズなので当たり前といえば当たり前。身売りもしているしなあ。
世の中デジタル一眼の時代。時の流れを痛感したしだいでした。
でも前玉群交換ということは、これってひょっとして、作るときレンズとレンズ枠は接着してしまって作ってあるのだろうか。だめもとで、穴でもあけて綿棒でも差し込んで拭いてみようかな!!?。

デジカメレンズ考 その3

α用の超望遠レンズで、昔Minolta時代に発売されていたレンズを当時(1999年3月時点)カタログで調べてみた。 以前は、鳥には興味はなく風景・ポートレート・鉄道・スナップなどしか撮っていなかったので、超望遠レンズは無 … “デジカメレンズ考 その3” の続きを読む

α用の超望遠レンズで、昔Minolta時代に発売されていたレンズを当時(1999年3月時点)カタログで調べてみた。
以前は、鳥には興味はなく風景・ポートレート・鉄道・スナップなどしか撮っていなかったので、超望遠レンズは無用の長物という感じが強かった。値段も高いので買えないというのもあるが....

このレンズは超望遠とは言えないかもしれないが、通常の望遠レンズで、テレコン対応マークがないが、むりやり付ければ400mmF5.6となかなかの物となる。
現行では70mmからに改良され、テレコンにも対応している。MTF曲線も200mm側は改善されているようだ。価格も1.8倍になっている。まあ当時の物価から比べると、色々な材料の価格も上がっているので、いたし方のないところか。

当時は、このレンズから、純正テレコン対応が謳われていて本当の意味の超望遠の仲間という感じだ。現行ではラインナップには存在していない。価格は当時14万円と安く、重量も800g程度と軽く、テレコンと組み合わせて手軽に超望遠の世界が楽しめた。

このレンズは、現行でも同焦点距離のレンズとして存在しているが、現行品は色々改良されているようだ。また現行では受注生産になっており、価格も、1.6倍になっている。テレコンを使えば、600mmF5.6となり、立派な超望遠レンズとなる。現行品では、この焦点距離が最長となる。

これ以降は、現行のラインアップから完全にはずれているレンズだ。このレンズは300mmの廉価版という色彩が強い。価格も145,000円と抑えられていた。しかし、テレコンとの併用で、暗いF値ながら600mmF8という超望遠レンズとなる。重量も1.4kgと軽いのも利点かも。ただF8を超えるので2Xテレコン使用時はマニュアルフォーカスとなる。

このレンズは400mmなのだが、F値が4.5と若干暗い。しかし価格も25万と抑えられていて、重量も1.9kgと2kを切っていて移動しながらの撮影に良いのでは。しかもテレコンで800mmの超望遠にもなる。

当時MINOLTAでは最長の焦点距離を誇ったレンズだ。テレコンを使えば1200mmF8、840mmF5.6としてオートフォーカス撮影も可となる。価格も当時100万となっていた。
今後SONYαでも、フラグシップ機と時期を同じくして復活するのではとも考えている。重さもすごい5.5Kg、レンズ径は16cmもある。当時これは天体写真用にも使えるとのことで、天体写真マニアでは所有していた人もいたように記憶している。当然天体望遠鏡としても使える性能だ。