TAMRONレンズの性能

最近また18-270mmを使いだした。しばらくは、カメラをなるべく軽くしようと思いボディの重さはなんともならないが、レンズを軽いものを付けると当然その分軽くなるので、SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SA … “TAMRONレンズの性能” の続きを読む

最近また18-270mmを使いだした。しばらくは、カメラをなるべく軽くしようと思いボディの重さはなんともならないが、レンズを軽いものを付けると当然その分軽くなるので、SONY DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM (210g) ばかり使っていた。しかし、最近またこれという時望遠もできると便利なのでちょっと重いが高倍率ズーム(TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II PZD)の登場となった。これとてもう旧型。最近は16-300mmというものがでている。
さて、やはり高倍率ズームとなると、望遠端の画質はどうかと気になりだしたので、Minolta AF APO 100-300mm F4.5-5.6 の270mm相当のときと画質を比べてみた。両レンズで200mほど先の風景を撮影してみた。絞りはF8。

TAMRON 18-270mm F/3.5-6.3 Di II PZD

中央部拡大(ピクセル等倍)

Minolta AF APO 100-300mm F4.5-5.6 270mm相当

中央部拡大(ピクセル等倍)

100-300mmの方は、270mm相当位置が難しく、275mm位になってしまったので、若干大きめに写った。というか、TAMRONの270mmの画各はほとんど問題なく270mm相当のようだ。100-300mmのレンズも結構古いので画質がいいか悪いかというのもはたしていいのかということもあるがα65は2400万画素ということもあり、このカメラでははっきりした差は良く分からない。ただ色の傾向はMinoltaの方が若干緑ぽい。これはレンズの経年変化なのか、あの頃のMinoltaレンズの色の具合なのか良く分からない。
なので、絞りはF8に絞っているが、TAMRONのこれだけの高倍率ズームの割に望遠端は画質的には良いようだ。TAMRONは18-200mmももっているが、あちらは望遠端では色収差が盛大にでていたが、18-270mmでは色収差はそれほど感じられない。
最新の16-300mmもこの画質を維持しているのなら、素晴らしい高倍率ズームなのだろう。さらに重く(90g)なっているようだが...

16-300mm  —- 540g
18-270mm  —- 450g

単焦点の画質

単焦点レンズの方が画質がいいから、最近使っているとこの前書いた。しかし実際の所どのくらい違うのか、ピクセル等倍で画像の端を切りだして、比べてみた。 まずは、SONY DT 35mm F1.8 SAM そして、TAMRON … “単焦点の画質” の続きを読む

単焦点レンズの方が画質がいいから、最近使っているとこの前書いた。しかし実際の所どのくらい違うのか、ピクセル等倍で画像の端を切りだして、比べてみた。

まずは、SONY DT 35mm F1.8 SAM

そして、TAMRON AF 18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] MACRO 一応35mm近辺の焦点距離で、単焦点レンズと同じで比べてみる。

標準域の画角ではあまり差はなかった。

新旧レンズの解像度比較

Tamronの17-50mmと以前から使っているMinoltaの24-85mm、さらにMinoltaの35-70mmと、解像度はどのくらい違うのか。そもそも、フイルム用のレンズが、デジカメ用としてどの程度の解像度を持つも … “新旧レンズの解像度比較” の続きを読む

Tamronの17-50mmと以前から使っているMinoltaの24-85mm、さらにMinoltaの35-70mmと、解像度はどのくらい違うのか。そもそも、フイルム用のレンズが、デジカメ用としてどの程度の解像度を持つものか調べてみた。
35-70mmF4 1985年α7000と一緒に発売されたαレンズ最初のレンズ群の中のひとつ。

24-85mmF3.5-4.5 1993年α707siと一緒に発売されたαレンズ。ついこないだまで、α300で常用レンズとして使っていた。

結果は驚くべきものだった。Tamronがいいのは当たり前だが、予想に反して24-85mmの解像度は悪く、すこし青味がかった感じの色バランズ作りのようだ。そして、35-70mmレンズが24年前のレンズとは思えないほど解像度が良く、色バランスもTamronに近くいい感じだ。やはり24-85mmは当時としては24mmから使える初の標準ズームということで、レンズの枚数も多くなり設計に無理があり、解像度を犠牲にしていたのかも知れない。しかし、フイルムで撮っているときはそういう感じは全然せずいいレンズだと思っていたし、つい最近までデジカメα300で使ってそう悪いレンズとは思えなかった。不思議なものだ。やはりセンサーが完全に平面であるのに対して、フイルムでは、カラーの場合幾重にも層化した各色の感光層の重なり具合で初めて画像が形成されるという、縦と横のちがいがレンズの光学性能に差を出させるのだろう。とは言っても、RAW画像で差が分かるが、JPEG画像に落とすとそうはっきり差が出るわけでもないので、24-85がだめレンズというわけでもないが。
テスト撮影画像、35-70の広角側に合わせるため全部35mm近辺で撮影している。また、RAWですべて撮影、PC取り込み後のノイズやシャープの補正はない状態。
Tamron17-50mmF2.8
全体

中心部の解像度(100%)

minolta24-85mmF3.5-4.5
全体-Tamronと比べると青味がかっている

中心部の解像度(100%)

minolta35-70mmF4
全体-Tamronよりは赤みが薄い色作り

中心部の解像度(100%)

ううむ35-70mmは銘レンズだな。Tamronが17-50mmと若干望遠側が不足気味なので、それの繋ぎで、70mmまでいけるので、鉄道撮影などでは重宝しそうなので、また第一線に復帰させた。24-85はしばらくはお倉入りだな。
参考、発売当時の35-70やα7000、その他同時に発売された初代αレンズのカタログ画像

この時代のレンズは状態が良ければ結構お買い得かもしれない。今回の実験でデジタル対応でないと良い画質が得られないというのはSONYのαに関しては当てはまらないようだ。他社の場合は、センサーの構造やローパスフィルタの構造、画像処理の方法などが違うのでどうかは分からないが....。

TAMRON 17-50 F2.8 つづき

広角側で像が流れると書いたが、なんか悪いレンズのように思えるといけないので、その部分を切りだしてみた。言われてみれば流れているかなという感じで、きをつけなけば分からない程度。100%で切り出したが、切り出し画像ををJPE … “TAMRON 17-50 F2.8 つづき” の続きを読む

広角側で像が流れると書いたが、なんか悪いレンズのように思えるといけないので、その部分を切りだしてみた。言われてみれば流れているかなという感じで、きをつけなけば分からない程度。100%で切り出したが、切り出し画像ををJPEGで保存したら、分からなくなった。α300は1000万画素なので、通常JPEG圧縮で使っている人は分からない範囲ということになる。α900など2000万画素クラスだと結構わかるのかも知れない。ということで、ほとんど完璧な像を作り出す大変コストパフォーマンスの高いレンズだ。
広角17mm右上隅

広角17mm中心部

標準域(35mm)右隅下

望遠50mm中心部

Tamron 17-50mm F2.8

まだちょっと撮ってみたところだが、感想はやはり色のバランスがTAMRONの色だなあという感じだ。若干琥珀色がかった感じで、Minoltaのレンズの若干薄目の色で、しかも少し紫がかったのとはぜんぜんちがう。以前もTamro … “Tamron 17-50mm F2.8” の続きを読む

まだちょっと撮ってみたところだが、感想はやはり色のバランスがTAMRONの色だなあという感じだ。若干琥珀色がかった感じで、Minoltaのレンズの若干薄目の色で、しかも少し紫がかったのとはぜんぜんちがう。以前もTamronのレンズを使っていて感じた感じと全く同じなのは、すごいなあ。Tamronは伝統を守っているなあ。ということはSIGMAも同じく黄色みと青みを基調とした薄めの色調を守っているのだろうか。
画像の説明
広角17mm端の画像F8に絞っている。デジタル対応ということで、鮮明だ。特にコントラストが今まで使っていたMinoltaの24-85とは断然ちがう。やはり新しい設計のレンズということと、もともとTamronのレンズはコントラストが高かったといこともあるのだろう。F8に絞っているが、各四隅は若干像が流れている。色収差もでている。まあしかし許容できる範囲か。広角の場合どこにピントが合っているかでも四隅の流れは違うので、一概には言えないが....。

望遠50mm端の画像。広角端比べると若干甘めのピントながら、なかなか良い画質。

標準域35mm近辺。F2.8までなので標準レンズ並みに使える。広角端と同じく若干四隅の像が流れるが、広角端ほどではない。

最短撮影距離が27cm。この威力はすごい、一番近づくと花型フードと被写体が干渉するほど近寄れる。マクロ撮影には頼もしい味方。