SH-2 CPU 備忘録


 ■5.SH−2のレジスター

○SH2の汎用レジスターは32ビット構成のものが、R0からR15まで 16個。
register
 R0は、インデックスレジスターとしての機能を持つ。また、いくつかの命令では オペランドをR0に固定している。
 R15は、ハードウエア・スタック・ポインターとしての機能を持つので、 サブルーチン呼び出しでは使用しないようにする。
 C言語でのプログラミングでは特に気にする必要はないか。


○コントロールレジスター
ctlregisuter
 ステータスレジスター(SR)・グローバル・ベース・レジスター(GBR) ベクター・ベース・レジスター(VBR)の3つがあります。

・SR 各種フラグが格納されています。
  T … 条件付分岐命令で使用するフラグ
  S … 積和命令で使用するフラグ
  I1〜I3 … 割り込みマスク・ビット
  M・Q … 除算命令で使用するフラグ

・GBR 間接アドレッシング・モードのベース・アドレスを格納するレジスターです。

・VBR 例外処理ベクター・テーブルのベース・アドレスを格納するレジスターです。
 通常ベクターテーブルはメモリーの先頭にありますが、このレジスターにアドレスを 設定すると、RAM上など、他のメモリーアドレスにベクターテーブルを移動させる ことができます。
 OSなどを使用する場合は大変便利な機能です。

○システムレジスター
 乗算と積和の演算に使用する(MACH・MACL)、サブルーチンからの戻り番地を 格納するプロシージャ−・レジスター(PR)、プログラムカウンター(PC)があります。





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SH2 CPU Programinng. 2005.11.09 First Edition.