sambaでNAS-補足1

その8回目。補足その1、VNCビュアーでCentOS7のNASにアクセスする。

一般的なNAS(Synology、Drobo、バッファロー、アイ・オー・データ機器etc)では、WindowsPC側から色々設定するのが一般的で、VNCビュアーでCentOS7のNASにアクセスすると、同じような感じでアクセスできる。またLinux(UNIX)上でAIを開発(Python・JavaScript・C++等)をやる場合もいつものWindowsPCから必要に応じてアクセス出来て便利。

まずは、CentOS側にVNCのサーバーをインストール。途中公開鍵の取得などの確認があるので、「y」と入力

yum install vnc-server

[root@localhost fummy]# yum install vnc-server
読み込んだプラグイン:fastestmirror, langpacks
Determining fastest mirrors

------ 中略 ------

インストール中:
tigervnc-server x86_64 1.8.0-17.el7 base 215 k

トランザクションの要約
================================================================================
インストール 1 パッケージ

総ダウンロード容量: 215 k
インストール容量: 509 k
Is this ok [y/d/N]: y
Downloading packages:
警告: /var/cache/yum/x86_64/7/base/packages/tigervnc-server-1.8.0-17.el7.x86_64.rpm: ヘッダー V3 RSA/SHA256 Signature、鍵 ID f4a80eb5: NOKEY
tigervnc-server-1.8.0-17.el7.x86_64.rpm の公開鍵がインストールされていません
tigervnc-server-1.8.0-17.el7.x86_64.rpm | 215 kB 00:00
file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7 から鍵を取得中です。

------ 中略 ------

From : /etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-CentOS-7
上記の処理を行います。よろしいでしょうか? [y/N]y
Running transaction check
Running transaction test
Transaction test succeeded
Running transaction
インストール中 : tigervnc-server-1.8.0-17.el7.x86_64 1/1
検証中 : tigervnc-server-1.8.0-17.el7.x86_64 1/1

インストール:
tigervnc-server.x86_64 0:1.8.0-17.el7

完了しました!

次に起動、画面の解像度を指定することとなるので、アクセスするWindowsPCの画面解像度を設定する。画面解像度より少し小さめにすると、WindowsPCの他のアプリと連携しながらもできる。また、フルサイズの画面解像度を設定すると、まるでWindowsPCがCentOS7になったような感じで使えるので、これもお勧め。普段使っているノートPCが1366✕768なので、フルサイズを指定。

vncserver -geometry 1366×768

と入力。するとVNCでのログインパスワードの設定になるので、パスワードを設定する。途中ビューオンリーのパスワードの設定も聞かれるが、今回はなしで。

[root@localhost fummy]# vncserver -geometry 1366×768

You will require a password to access your desktops.

Password:
Verify:
Would you like to enter a view-only password (y/n)? n
A view-only password is not used
xauth: file /root/.Xauthority does not exist

New ‘localhost.localdomain:1 (fummy)’ desktop is localhost.localdomain:1

Creating default startup script /root/.vnc/xstartup
Creating default config /root/.vnc/config
Starting applications specified in /root/.vnc/xstartup
Log file is /root/.vnc/localhost.localdomain:1.log

これでCentOS7側の設定は終わりで、次は、WindowsPC側での設定。

まずは、VNCビュアーのダウンロード、VNCのサイトからダウンできる。

https://www.realvnc.com/en/connect/download/viewer/

ご覧の通り、色々なプラットフォーム用があるので、色々と便利。

ダウンが終わったらインストール。現時点でのバージョンは6.20.113。「Next」をクリック。

次は、ライセンスへの同意、「I accept the …..」にチェックを入れて、「Next」をクリック。

次に、ディスクトップにアイコンを作るかどうかの設定。設定して「Next」をクリック。

次は、いよいよインストール開始。「Install」をクリック。

インストールは暫くかかる。

インストールが終わると、「Finish」が表示されるので、クリック。

アイコンを作る設定にしていれば、このVNCの文字の青いアイコンが出来る。

さて、これでインストール完了なので、CentOS7のNASにアクセスしてみる。ビュアーを起動して上部にCentOS7のNASに設定している固定IPアドレスそれに続いて「:1」を入力。この「:1」はなぜつけるのかというと、VNCのサーバは複数起動でき、複数の端末からアクセス可能で、そのどれと繋ぐかを指定するためだ。普通は1個しか起動いないので「:1」とする。

無事つながると、以下のようなメッセージが表示される。暗号化通信してないとのメッセージだ。これはLAN内なので、問題ないので、「Continue」をクリック。

この画面が出ないとなると、CentOS7のNASでVNCサーバが起動していない可能性がある。また、ファイアーウォールでVNCの通信がブロックされている可能性もあるので、設定が正しいか確認してみる。

次は、先ほどCentOS7のNASでVNCサーバのインストール時に設定したパスワードを聞いてくるので、それを入力。

これで、CentOS7のNASのディスクトップが表示されるはず。色がおかしいこともある。これは色数を落として通信容量を少なくしているから。

この場合、ウインドウ上部中央に黒い線が二重に見えている所があるので、そこへマウスを近づけると、プルダウンメニューが出る。このギアマークをクリックすると、色々な設定ができる。ちなみに、このプルダウンメニューの左端の青に矢印が四方に向かっているアイコンは、全画面表示のモードへの切り替えだ。これを選択するとWindwosPCがまるでCenOS7になったような感じで操作できる。Windowsへ戻るには、画面上部中央にマウスを持っていくと、またプルダウンメニューがでるので、その左端のアイコンをクリックすると元へ戻れる。

ここの、「Options」タブで、色数は設定できる。通常「Automatic」になっているので、これを「Midium」か「High」に変える。

ギガビットLANだったら「High」でも問題なく操作できると思うが、各LAN環境のトラフィック状態にもよるので、最適なものを選ぶのがいい。

これで、普通にアクセスできるようになった。DellのノートPCからアクセスしてみているところ。

 

VNCサーバを動かす

さらに続き東芝のDynabook AX57Aのルータマシン。 今度は、VNCサーバを稼働させてみた。これはGUI環境でリモートサーバに接続できる仕組みだ。 インストールは、 [root@localhost centos] … “VNCサーバを動かす” の続きを読む

さらに続き東芝のDynabook AX57Aのルータマシン。
今度は、VNCサーバを稼働させてみた。これはGUI環境でリモートサーバに接続できる仕組みだ。

インストールは、

[root@localhost centos]# yum install vnc-server

そして、稼働させると、最初だけは設定するパスワードなどを聞いてくる。

[root@localhost centos]# vncserver -geometry 1280×800

You will require a password to access your desktops.

Password:****
Verify:****
xauth: file /root/.Xauthority does not exist

New ‘localhost.localdomain:1 (kawa)’ desktop is localhost.localdomain:1

Creating default startup script /root/.vnc/xstartup
Starting applications specified in /root/.vnc/xstartup
Log file is /root/.vnc/localhost.localdomain:1.log

接続するWindows10マシンにはVNCビュアー(Viewer)を入れておく。

ダウンロード先は
VNC Downloads(https://www.realvnc.com/download/)

か、ちょっと古いが日本語化されたものがVectorにもある。古いけれども、Windows10でも問題なく動く。

Linuxマシンのファイアウォールを設定、使用ポートは5900+「ディスプレイ番号」なので、ファイアウォールに穴をあける。
ここは、Linuxマシンに移動して…

その他のポートで追加ボタンをクリック

ユーザー定義にチェックを入れ、ポートの範囲は5900-5902にしておいた。

最後に適応をクリック

警告が出る。これは、コマンドラインでiptablesを設定していると、それが上書きされるから。どちらでするか決めておかないといけない。

そして、Windows10マシンでVNCViewerを起動すると、先ほど設定したパスワードを聞いてくるので、入力すると接続できる。

無事、CentOSのgnomeのGUIが見えたら、接続成功!!

GUIのツールが、実際操作しているように、Windows10マシンから操作できる。LAN接続なので、ストレスもあまりない。

インターネット経由でサーバにこれで接続するのはセキュリティ上結構こわいが、LAN内なので、大丈夫だろう。これでgnomeでのCentOSの操作がWindows10マシンで可能になった。

VNCサーバのインストール

VNCサーバのインストール yumでインストール # yum -y install vnc-server まずVNCクライアント(Viewer)を持ってくる。 RealVNC(http://www.realvnc.com … “VNCサーバのインストール” の続きを読む

VNCサーバのインストール

yumでインストール
# yum -y install vnc-server

まずVNCクライアント(Viewer)を持ってくる。

RealVNC(http://www.realvnc.com/)から

ダウンロード先は
RealVNC – VNC Downloads(http://www.realvnc.com/down…)

VNCサーバの起動
VNCサーバを起動し、画面サイズを800×600にする

#vncserver -geometry 800×600

パスワードを聞かれる

You will require a password
Password:
Verify:

クライアントに移動して、
VNC Viewerを起動して、接続先の「DNS名かIPアドレス」 + 「:」 + 「ディスプレイ番号」
を入力。
ディスプレイ番号は、1つしかVNCサーバを使っていない場合は、たいてい1。使用ポートは5900+「ディスプレイ番号」なので、ファイアウォールに穴をあけるのを忘れずに。

デフォルトのウインドウマネージャはtwmです。
軽くて、コマンドのみで運用する場合は、いいのですが、ちょっとさびしい場合は、gnomeに変更すると良い。

ふたたび、サーバで、まず、vncサーバを止める。

# vncserver -kill :1

そして、xstartupの設定を変更

# vi /root/.vnc/xstartup

~中略~
xterm -geometry 80×24+10+10 -ls -title \”$VNCDESKTOP Desktop\” &
#twm起動をコメントアウト
#twm &
#最終行にexecを追加
exec gnome-session