ぼろサーバの作成(Linux)-その7

○ sataraid-pciのbiosアップデート 1TBのHDDは、USB2.0でつないで、まあOKなのだが、玄人志向のSATARAID-PCIが500GBしか使えないのは、今から先1TBや2TBが主流になりつつあるな … “ぼろサーバの作成(Linux)-その7” の続きを読む

○ sataraid-pciのbiosアップデート
1TBのHDDは、USB2.0でつないで、まあOKなのだが、玄人志向のSATARAID-PCIが500GBしか使えないのは、今から先1TBや2TBが主流になりつつあるなか、なんとかならんかなあと思い、調べてみた。すると、玄人志向はもともとサポートはしない代わりに、BBSがあるが、ここにまさに1TBのHDDが認識しない事を書いている人がいた。すると、このカードのチップメーカーシリコンイメージにBIOSがあるらしい。

これ幸いと、さっそく試してみた。結果はOK。
アップデートの様子

なんだか、手順が逆だな、こういう障害が出たらまずBIOSをアップするのが普通なだなあ。そういうことで、USB2.0の接続ツールはふたたび外してしまった。
Fedora起動後、さっそくFDISKで状況を探ってみた。

# fdisk -l
ディスク /dev/sda: 82.0 GB, 81964302336 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 9964
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
ディスク識別子: 0xd711d711
デバイス  ブート  始点  終点  ブロック   Id システム
/dev/sda1  *     1    26   204800  83 Linux
パーティション 1 は、シリンダ境界で終わっていません。
/dev/sda2       26   9964 79830998+ 8e Linux LVM
ディスク /dev/sdb: 1000.2 GB, 1000204886016 バイト
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 121601
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 バイト
ディスク識別子: 0x7928ba6e
デバイス  ブート  始点   終点    ブロック  Id システム
/dev/sdb1       1   121601 976760001 83  Linux
—- [以後略] —–

という感じで、見事に認識している。
USB2.0接続の時と同じ /dev/sdb1 で認識しているので、この前使ったシェルスクリプトもそのまま使える。fstabに書いても良いが、まあ、サーバも、起動時すべて動かさず、起動スクリプトで動かすのも乙な感じなので、しばらくはこれで使ってみよう。
うふふ。今後は、2TBがまた使えるか心配だなあ。まあそのうち試してみよう。
思えば、最初、DOS/V機を組み立て始めた頃1995年頃かなあ、その頃はHDDの容量は、1.2GBとか3.2GBで価格は1万~2万というところだった。EVAがはやっていた頃だ。それから考えると容量は丁度1,000倍になった。価格はだいたい同じ。ううむ技術の進歩はすごいなあ。

ぼろサーバの作成(Linux)-その6

○ HDDの増設 手持ちの1TBのHDDがあるので、これをつないで本格的なsambaのファイルサーバにしょうとした。玄人志向のSATARAID-PCI経由でつなぐと良いと思い、つないでみたらなんと認識しない。BIOS起動 … “ぼろサーバの作成(Linux)-その6” の続きを読む

○ HDDの増設
手持ちの1TBのHDDがあるので、これをつないで本格的なsambaのファイルサーバにしょうとした。玄人志向のSATARAID-PCI経由でつなぐと良いと思い、つないでみたらなんと認識しない。BIOS起動でSATARAIDのBIOSは起動しているが、HDDの型番が表示されて、そのまま先に進まない。HDDのせいかと思い銘柄をかえてみたがダメ。えーっという感じだ。ううむこれはSATARAIDが500GB超えるHDDは認識できないのかもしれない。べんりにつかえていたのになあと途方にくれることに...。

しかし、はたとひらめいた。USBで接続してみよう。SATAをUSB2.0に変換するボードがあったのだ。最近はあまり使っていないので、これを使ってみよう。マザボ(ASUSのCUV4X)はUSB1.1しか対応していないが、USB2.0のPCIカードを念のためつけていた。本来はバックアップに外付けHDDを接続しようと考えていた。これにつなげばいい。外も内もこの際関係ないや。USB2.0は転送速度は遅いが、Fedoraのシステム用には80GBのHDDをべつにつけておけば、あとはデータのみだからいいだろう。
早速つないだら、やっぱりOK。問題は一気に解決。さっそくパーティションを作成したり、フォーマットしなくてはいけないが、コマンドラインからしてもいいが、今回GUIのPalimpsest ディスク・ユーティを使ってみた。

以前つかっていたものなので、パーティションをまず削除ボタンで削除。そして、新しいパーティションをEXT4で作成した。

しばらくして、作業は終わったようなので、上に並んでいるボタンでマウントしてみたら。OK。
このままマウントしてもいいのだが、なんだか/mediaとかゆうディレクトリに自動的にマウントされる。外付けHDDでバックアップしているときはこれでいいのだが、samba用のディレクトリを作り、データを保存させたいので、sambaの稼動と同期して、マウントさせればいいので、
マウントポイントを作成した。
ここからは、しかたがないのでコマンドラインから、mkdir で、/home2というディレクトリを作成。

そして、マウントのテスト、mountで、-t ext4 /dev/sdb1 /home2

dfで見てみると

Filesystem 1K-ブロック 使用 使用可 使用% マウント位置
/dev/mapper/vg_casper-lv_root
26887224 3640860 21880556 15%
tmpfs 319324 88 319236 1%
/dev/shm
/dev/sda1 198337 23473 164624 13%
/boot
/dev/mapper/vg_casper-lv_home
50395844 185200 47650644 1% /home
/dev/sdb1 961432072 2019996 910574076 1% /home2

なんかうまくいっているみたい。
なので、samba起動と、マウントを行うスクリプトを書いてみた。

これでマウントと同時にsambaも稼動、webサーバもついでに稼動する。

■samba用のSELinuxの設定は、これもGUIの設定ツールSELinux Manegementで行った。

左側のブーリアン値をクリックして、右に表示されるModuleで、samba Allow samba to share any file/directry read/write.にチェックを入れる。
設定の反映にはしばらくかかるので待つ。ここらへんは、GUIツールの悲しさだな。コマンドラインからだとすぐ終わるものでも、GUIでやるとなんだか時間のかかるものもある。

ぼろサーバの作成(Linux)-その1

その1 WindowsXPからFedoraへ WindowsXPはサーバとして、まあまあ使える状態になったが、やはりWindowsXPを本格的に外線につないてサーバとして使うのは、ちょっとセキュリティの面で怖いので、今度 … “ぼろサーバの作成(Linux)-その1” の続きを読む

その1 WindowsXPからFedoraへ
WindowsXPはサーバとして、まあまあ使える状態になったが、やはりWindowsXPを本格的に外線につないてサーバとして使うのは、ちょっとセキュリティの面で怖いので、今度はLinuxを入れにかかった。
早速、Fedoraの最新版12を入れようとしたが、まず、グラフィカルインストーラが起動しなかった。まあ、TEXTモードでと思い、進めると、今度は、HDDが認識しない。
HDDは、マザーボードがIDEしか対応していないので、玄人志向のSATARAID-PCIを介してつないでいるのだが、RAID認識時番号がおかしいといって落ちる。
玄人志向のSATARAID-PCI

ううむ、以前は確かうまくいったのになあと思い、SATARAID-PCIで実績のあるFedora8を入れてみたら、なんなくRAIDカードもHDDも認識し、問題なくインストールできた。
どのバージョンからだめなのかと、まずは以前入れてみたこともあったFedora10を入れたら、これも問題なく入る。
つづいて、Fedora11をやってみたところ、グラフィカルインストーラは起動するものの、やはりHDDの認識でエラーが出たと表示して落ちる。
どうもここらが問題の始まりのようだ。Fedora11は昨年春頃出ているので、これから、古いRAIDカードの認識でがうまくいかなくなったのだろう。
最近は安いマザーでもSATAが標準だし、CPUも安いものならマザーとCPUで1万程度だし、CPUは高速だし、見捨てられても当たり前か。
Celeron800Mhzにメモリ384Mはあまりに古いからなあ。

しかたがないので、Fedora10でやってみることとした。
そのうちアップグレードしてFedora12にすればいいかな。アップグレードするとまた認識しなくなっても困るが...。
それともRAIDカード付属のドライバをためしてみようか。(Fedora Core3用だが)
そもそも、マザーとCPUを安く入れ替えるかなあ。
メーカー製サーバやメーカーPCをステップダウンしてもいいかなあ。デザインのいいものも色々あるから。
まあ、そのうちゆっくりやろう。

昔のマザーにSATAのHDDをつなぐ

相当昔のマザーASUS MEBをFedora7でファイルサーバにしているのだが、SATAのHDDが1台余ったので、増設しようと考えた。当然古いので、SATAのインターフェイスなどついていない。そこで、玄人志向のSATAR … “昔のマザーにSATAのHDDをつなぐ” の続きを読む

相当昔のマザーASUS MEBをFedora7でファイルサーバにしているのだが、SATAのHDDが1台余ったので、増設しようと考えた。当然古いので、SATAのインターフェイスなどついていない。そこで、玄人志向のSATARAID-PCIを使おうと考えた。こうすれば、BIOSによるHDD容量の壁の問題も回避できる。一応BIOSのアップデートは行って120GBまでのHDDはOKにはなっているが。1999年頃の物でBIOSは、2002年にMEB Beta BIOS 1014.003となりBIOSのバグが修正され、120GBまではつなげるようになった。Betaで終わってしまったというところが悲しいところだが。

MEBは、440BXチップセットで、Socket370仕様でPPGA Celeronに対応している。CPUはCeleron533をつんで動かしている。対応CPUはCeleron300AからCeleron533まで。

取り付けは、簡単に終了

まりということで、まあいたし方のないところか。

さて、設定が結構大変かなあ。

まず起動してみる。Fedora7の豊富なドライバーでSATARAID-PCIは問題なく認識。
fdiskで認識状況を取ってみる。

fdisk -l

Disk /dev/sda: 120.0 GB, 120034123776 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 14593 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

中略

Disk /dev/sdb: 122.9 GB, 122942324736 bytes
16 heads, 63 sectors/track, 238216 cylinders
Units = シリンダ数 of 1008 * 512 = 516096 bytes

中略

Disk /dev/sdc: 164.6 GB, 164696555520 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 20023 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

/dev/sdcで認識されている。WindowsXPで使用していたので、そのパーティションが見えている。
そこで、こいつを削除して、新しいLinuxのパーティションを作成。

fdisk /dev/sdc

pコマンドでどう認識されているか確認

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sdc: 164.6 GB, 164696555520 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 20023 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

中略

dコマンドで領域の削除

コマンド (m でヘルプ): d

沢山あったので、繰り返して削除。全部消し終わったところで、次に、nコマンドで新しい領域を作成。

コマンド (m でヘルプ): n

コマンドアクション
e 拡張
p 基本領域 (1-4) p

     ↑-基本領域を作成

領域番号 (1-4): 1

最初 シリンダ (1-20023, default 1):   

    ↑- Enterで最初から
Using default value 1
終点 シリンダ または +サイズ または +サイズM または +サイズK (1-20023, default 20023):  

    ↑- Enterで最後まで
Using default value 20023

うまく取れたかpコマンドで確認

コマンド (m でヘルプ): p

Disk /dev/sdc: 164.6 GB, 164696555520 bytes
255 heads, 63 sectors/track, 20023 cylinders
Units = シリンダ数 of 16065 * 512 = 8225280 bytes

デバイス Boot Start End Blocks Id System
/dev/sdc1 1 20023 160834716 83 Linux

wコマンドでHDDに領域情報を書く

コマンド (m でヘルプ): w
領域テーブルは交換されました!

領域は取れたので、フォーマット。今回は、LVMは使わず直にマウントするつもり。

mkfs -t ext3 /dev/sdc1

つづいて、home3のディレクトリにマウントするつもりなので、ディレクトリを作成。

mkdir /home3

そして、マウント

mount -t ext3 /dev/sdc1 /home3

これでめでたく、ディスクの増設終了。玄人志向のカードはRAID機能もあるが、今のところ使用していない。もったいないかなあ。

以外に、簡単にできてしまった。古いマザーもこれで、最新のSATAディスクが増設できるようになった。
ただ、残念なことに、SATA2にするにはPCI-Expressを要求するカードが多い。またそのくらいでないと速度的に意味のないところなのだろう。