ヘッドフォンアンプーその後

ヘッドフォンアンプの電源が蛇みたいにぐねぐねなっていたので、少しはましにと思い、六角スペーサーで縦にスタックしてみた。

使用したのは、NFJさんの「18mm 樹脂製六角スペーサー12本セット 六角支柱[FX-AUDIO- Petit Susie/Petit Tank]用4段スタックキット」

少しは見てくれは良くなった。

キーボードの横にセット。

本来なら、ケースに入れるべきとも思うが、中のコンデンサーやコイルが見えるスケルトンな感じもまあいいかと。

ところで、音の具合だが、購入後オペアンプをMUSESに換えてから1カ月程が経った。エージングも進んできて、最初の頃は大きな音が出るとちょっとがさつき見たいな感じがしていたが、終段のパワートランジスタが、NXP(旧フィリップス)のBD140・BD139なので、例のユーロピアンサウンドなのか、またはヘッドフォンのSONY MDR-XB600

のビリつきかとも思っていたが、1カ月経ってそれもなくなってきた。終段がA級動作なので、低域から中低域のどっしりとした感じで、中域から広域にかけては滑らかで透明な音だ。昔、アムクロンのDC300Aというアンプがあったが、その音を彷彿とさせるような感じ。SONYのヘッドフォンの音すら通り越してしまっている感じだ。MUSESのオペアンプもこの音に貢献しているのだろう。この価格でここまで鳴れば大変良い。

ヘッドフォンアンプ購入

ヘッドフォンアンプを購入した。Core i3 8100マシンが、一応出力は192KHz24bitになっている。マザボも結構オーディオ回路は基板は分離回路になっていて音にも力が入っている。なので、どういう音か気になって、ヘッドフォン(SONY MDR-XB600 2013年09月購入、結構古いもの)をつないでみたが、LineOutではヘッドフォンは鳴らない。当たり前か。

で、ヘッドフォンアンプを購入することにした。購入したのは、いつもお世話になっているNFJさんの「FX-AUDIO- PH-A1」

こいつはなかなか凝った回路で、基本OPアンプ駆動だが、終段はパワートランジスタがついており、しかもA級動作なので、音についても結構期待できる。

そして、ヘッドフォンアンプのOPアンプも交換してみた。
まずは、こういうものの定番、新日本無線のNJM4558DDにかえてみた。すると、元からついているテキサスのNE5532Pよりずっと柔らかくきめ細やか。価格は大量に出ているせいか数十円なのに意外といい音。だがちょっと金田のバイクのようにぴり切りすぎるような。続いて、本命のMUSES8820。こちらはNE5532とNJM4558との中間みたいな感じ適度に柔らかくて適度のきめ細やか。ピアノの音など重箱の隅までほじくる感じのNJM4558よりずっと本物っぽい音。やはりMUSESの方がいい感じ。

DIPソケットになっていたので、交換は簡単。

テスト動作の様子。

最初の数週間はエージングだな。回路基板にLEDがついてるのは、終段パワートランジスタのバイアス回路。LEDの電圧降下分だけバイアスがかかり純A級動作するようだ。パワートランジスタにはヒートシンクがついていて、結構暖かくなる。

まだまだエージング半ばなので、この感じは変わるかもしれない。MUSES8820はMUSESの中では最廉価版。もっと上のクラスも試してみたくなった。ただ結構お高い1個3千5百円はする。8820のおよそ10倍の価格。MUSESについては

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