サーバのトラブルについて

今回、サーバが落ちてしまった原因を色々考えてみた。ハード的には何も問題はなかった。問題はソフトのようだった。 思うに、トラブルが出たサーバはFedora13で運用していたのだった。本稼動に移行したのは昨年10月、まだ10 … “サーバのトラブルについて” の続きを読む

今回、サーバが落ちてしまった原因を色々考えてみた。ハード的には何も問題はなかった。問題はソフトのようだった。
思うに、トラブルが出たサーバはFedora13で運用していたのだった。本稼動に移行したのは昨年10月、まだ10ヶ月そこそこしか経っていなかった。なので、ハードはHDDも快調だった。ところが今年5月の頃だったか、いつものようにyumでアップデートしようとしたところ、うまく行かなかった。Fedora14がリリースされる頃だったので、おそらく新バージョンがリリースされるため、リポジトリが変更されたためだろうと考えていた。以前もこのようなことがあったので、そのままほっておいた。
しばらくすると、いつのまにかyumが可能となっていたので、問題は解決したと思った。そのまま、特に問題もなく稼動しつづけていた。問題が発生したのは、8月始めの頃だった。yumでいつもの通りアップデートしていたら、突然止まってしまった。しかもよく見ると、yumが使っている、phythonのアップデート時にどうもとまっているようだった。
それからがことの始まりで、またしばらくほっておくと治るだろうと思っていたが、数日して試したところ、yum自体が動かなくなっていた。エラーを見ると、phythonのライブラリのELFファイルのヘッダーがおかしいと出ている。アップデートするそのものが動かないので、ソフトウエアパッケージ管理機能自体が動かなくなっていた。phythonの再インストールも出来ない。果て困ったなと思っていたら、色々いじっていて、再起動させたところ、今度は再起動もできなくなった。問題がいろいろなところに波及してしまったのだろう。
起動しないので、バックアップサーバに切り替えて復旧作業を行うこととなった。切り替えたのは8月27日で、バックアップサーバで仮運用しながら、丁度作りかかっていた、省電力サーバに切り替えることとした。OSはFedora15にしたかったが、gnome3が動かず、どうもトラブルが出そうだったので、バックアップサーバーと同じFedora14にした。ブログ以外の部分は、28日には稼動を始めたが、ブログも引き続きすればバックアップはあるので、すぐにでも復旧させることは出来たのだが、ブログで使っている、nucleusがアップデートしていて、そのアップデート版では、バックアップからブログの復旧を行うと、文字化けトラブルが頻発しているとのことだった。
そこで、バックアップから一気に元に戻すのでなく、最新版をクリーンインストールし、そこに、データレベルから少しずつ復旧させていくことにした。PHPの設定や、旧マシンのHDDからデータの抜き出しなどをやって、やっと、8月分の書込みと、ブログ開始当初の書込みの一部の復旧にこぎつけた。
稼動中のサーバ

Atomのマザー

定常時の消費電力

大体27-28W。
今回、3.5インチHDDを使ったので、SSDにすればもう3W程度の節電は可能か。
しかし、SSDは容量がまだそんなに大きくなく、結構お高いので、ちょっと今回はパスした。
まあ、以前のサーバはハード的には問題なく動いていたとはいえ、Celeron430だったので、Core数は1つだった。今回AtomCPUは2Core4threadsで、OS側からはCPUは4つ見える。

OSの各機能サーバが、各4個のCPUに割り振られて実行されるので、レスポンスも向上したようだった。
不幸中の幸い、ということで、良しとしよう。
ブログの復旧はぼちぼちやるんで、予定では来年2月頃までかかる見通し。
今回の教訓
yumのアップデートは、yum update で行い、アップデートの内容をよく確認してからyを押す。
特にphython関連のアップデートがある場合は、慎重に行う。良ければ、LAN上のSSH端末やVNCからでなく、サーバ本体で行うと良い。

ぼろサーバ改め新サーバの作成-その3-1

■インストール後にすること-1 インストールが終了し、再起動し、Fedora13が起動したら、インストールはうまくいっている。うまく起動すると「ようこそ」の画面が出るはず。「進む」をクリック。 次に、ライセンスの説明がで … “ぼろサーバ改め新サーバの作成-その3-1” の続きを読む

■インストール後にすること-1
インストールが終了し、再起動し、Fedora13が起動したら、インストールはうまくいっている。うまく起動すると「ようこそ」の画面が出るはず。「進む」をクリック。

次に、ライセンスの説明がでる。Fedora13はGNU General Public License version 2 のライセンスの制限や義務がある。確認して「進む」をクリック。

次は、ユーザーの設定。ユーザーはあとで追加出来るが、最低1つは作っておかないといけない。ユーザーの設定がすんだら、「進む」をクリック。

次は、日付と時刻。マザーボードの日付があまりに違っているときは、合わせておく。正確に合わせるのはあとでntpdでやるので、大体の時間でいい。

次は、ハードウエアのプロファイルを送信するかどうか。ここは、「プロフィールを送信しない」にチェックを入れて、「終了」ボタンをクリック。

「プロフィールを送信しない」を選択していると、考え直すかどうか聞いてくる。「いいえ、送信しません」をクリック。

すると、ログイン画面になる。先ほど作成した、ユーザーを選択し、パスワードを入力、「ログイン」ボタンをクリックすると、ログイン出来るはず。

これで、インストール完了!!。

ぼろサーバ改め新サーバの作成-その2-2

■Fedora13のインストールの詳細-2 つづいて、インストールタイプの指定になる。 新規インストールなので、一番上の「全ての領域を使用する」を選択。そして、下の「パーティションレイアウトの再確認と変更」にチェックを入 … “ぼろサーバ改め新サーバの作成-その2-2” の続きを読む

■Fedora13のインストールの詳細-2
つづいて、インストールタイプの指定になる。
新規インストールなので、一番上の「全ての領域を使用する」を選択。そして、下の「パーティションレイアウトの再確認と変更」にチェックを入れておくと、あとで、色々パーティションを変更したいとき便利。

「パーティションレイアウトの再確認と変更」にチェックを入れておくと、下のようなパーティション内容が表示される。最初はrootのみだが、/homeや/varなどを別に作ってもよい。この場合、/の選択し、下の「編集」ボタンをクリックして、領域を減少させてから、あいた部分に「作成」で新しく作ると良い。

次へをクリックすると、フォーマットの警告が出る。「フォーマット」ボタンをクリックする。

つづけて、「変更をディスクに書き込む」のボタンをクリック

とHDDのフォーマットが始まる。しばし待つ。

次は、ブートローダー。今回HDDに新規にインストールしているので、特に変更はない。「次へ」をクリック

フォーマットが終わると、次は、インストールするソフトウエアの選択だ。今回は、WWWサーバが目的なので、「Webサーバ」を選択。下の、「今すぐカスタマイズする」をクリックしておく。後でゆっくり入れてもいいが、ここでいれておく。

「今すぐカスタマイズする」をクリックしておくとインストールするソフトの選択になる。最初は、「ディスクトップ環境」。ここは「gnome」をチェックグラフィカルディスクトップも入れないでおく方法もあるが、あとで、VNCでリモート操作をしたいので、入れておく。やはりGUIの方が、普段なれているので、操作しやすいというのもある。

次は、「アプリケーション」これは、サーバなので、最低限にしておく。「エディタ」は必須だな。色々設定をいじくるとき便利に使える。「グラフィカルインターネット」もあると、回線の接続チェックなどのとき便利。

次は、「開発」。サーバーで開発することはないと思うので、ここは、アップデートや追加インストール時に必要な「開発ツール」や「開発ライブラリ」を選択。

次のサーバは、稼働させるサーバを選択。今回は、Webサーバはもちろん、Windows用ファイルサーバ、それに、サーバ設定ツールも入れる。これがあるとサーバ設定がGUIで出来て色々便利。

次は、「ベースシステム」。ここは、「システムツール」や「ハードウエアサポート」にチェックを入れる。Javaは必要だったら入れる。「X Window System」は当たり前。

その他、「ベース」や「入力メソッド」、「管理ツール」にチェックを入れる。入力メソッドは、サーバとはいえ、ちょっとした時、日本語が使えると便利。

次に「言語」は特に何も追加はなくてもよい。

終わったら、下の「次へ」ボタンをクリックすると、インストールが始まる。まず依存関係のチェック。

その後、パケージのインストールが始まる。ここも時間がかかるのでしばし待つ。

インストールが終わると、再起動になる。

ぼろサーバ改め新サーバの作成-その2-1

■Fedora13のインストールの詳細-1 Fedora13のDVDイメージをダウン後、DVDに焼いてPCにセット。DVDより起動させると、インストーラが起動する。今回64bit版にした。 起動すると、まず、DVDメディ … “ぼろサーバ改め新サーバの作成-その2-1” の続きを読む

■Fedora13のインストールの詳細-1
Fedora13のDVDイメージをダウン後、DVDに焼いてPCにセット。DVDより起動させると、インストーラが起動する。今回64bit版にした。
起動すると、まず、DVDメディアのテスト画面となる。ここは、「Skip」でいい。

今回、インストーラはグラフィカルで起動。CPUは3GHzだし、グラフィックもオンボードながらATI Radion HD4200相当で、HDMI出力もできるので、余裕だし、メモリーも1GBでこれも余裕だ。グラフィカルインストーラは、グレーを基調としたカラーリングに変更された。おとなしい画面になった。「Next」ボタンをクリック。

次は、言語の選択。これは「日本語」を選択し、「Next」ボタンをクリック。

次は、キーボードの選択、これも、「日本語」を選択し、「Next」ボタンをクリック。

と、ここまでは、以前と同じだったが、これからがちと違うようになった。インストール先の選択。ここは、上の「基本ストレージデバイス」を選択。下はどうもメインフレームを使っているいるときのようだ。

と、次はエラーが出た。これは、新品HDDを使ったせいだ。MBRに何もかかれていないからだろう。これは当然「全てを再初期化」をクリック。

次は、ホスト名。ドメイン名が決まっているときは、入力。LAN内でのファイルサーバなども場合も、なにか入れておくと、Windows側から分かりやすい。

次は、タイムゾーン。これは「アジア/東京」。通常はこれでOKだが、WWWサーバやメールサーバーで、海外とのやりとり多い場合、時差が発生するので、下の、「システムクロックでUTCを使用」にチェックを入れておく。それ以外は、チェックははずしておいて、日本のローカルタイムで運用すればいいだろう。

つぎは、rootのパスワード。パスワードは重要なので、パスワード作成ツールなどを使い、出来る限り複雑なものを作っておいた方がいい。

つづく...。

ぼろサーバ改め新サーバの作成-その2

■ OSのインストール ハードが準備できたので、つぎはOS。もちろんLinuxだが、Fedora13の64bit版にしてみた。CPUの性能をフルに発揮させ、セキュリティの面でもなにかと都合がいい。 最近は、サーバ用OSと … “ぼろサーバ改め新サーバの作成-その2” の続きを読む

■ OSのインストール
ハードが準備できたので、つぎはOS。もちろんLinuxだが、Fedora13の64bit版にしてみた。CPUの性能をフルに発揮させ、セキュリティの面でもなにかと都合がいい。
最近は、サーバ用OSというとCentOSという呼び声も高い。また最近売り出し中のUbuntuなどもある。しかし、REDHAT時代から使ってきて、Fedoraで採用された仕組みは、そのうちRedhatのエンタープライズに採用されるとのことなので、Fedoraに執着している次第。
早速、ダウンしていた、Fedora13の64bitのDVDのISOをDVDに焼いてインストール。手順はFedora12とほとんど同じなようだ。そしてめでたくインストール終了。

インストール手順はそのうちに...。

そして、インストール後、VNCサーバと、lm_sensors、sambaにて共有のテスト、NTPDで時刻の合わせなどを行った。
Apacheもインストール時に、wwwサーバを選んだので、めでたく稼動と、ここまでは順調。