AX/57Aのルータでsamba

■sambaの稼働 AX/57Aのルータ化も一段落、一応順調に稼働している。AX/57AのHDDは320GBの容量なので、200GB程度余っている。このまま稼働させても、特にそのままの容量が余ったままなので、ちょっともっ … “AX/57Aのルータでsamba” の続きを読む

■sambaの稼働

AX/57Aのルータ化も一段落、一応順調に稼働している。AX/57AのHDDは320GBの容量なので、200GB程度余っている。このまま稼働させても、特にそのままの容量が余ったままなので、ちょっともったいないので、sambaを稼働させた。NASと両方の保存で重要ファイルの完璧保護。あまりでかいファイルは置けないが、ちょっとした小物の置き場には便利かと。100GB程度はつかっても問題ないだろう。最近はクラウドも課金が普通になってきたので、100GBと言えども、クラウドを借りると100~200円/月位はかかるので馬鹿にできない。

まずは、yumでインストール

# yum install samba

そして、つぎにsamba用ディレクトリを作成する。チェンジオーナーでディレクトリのオーナーをノーボディにしておく。

# mkdir /home/samba
# chown nobody:nobody /home/samba

次は、sambaの設定ファイル、smb.confをいじる。

# vi /etc/samba/smb.conf
[global]

# Linux側日本語文字コードとWindows側日本語文字コードの設定
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932

# Windowsのワークグループの設定と、Windows側からの表示名の設定
workgroup = xxxx
server string = Samba Server Version %v

netbios name = LinuxSamba

# LAN内部からのみアクセスできるように
hosts allow = 192.168.1. 127.

# Public公開の設定

[public]
comment = Public Stuff
path = /home/samba
public = yes
writable = yes
only guest = yes

終わったら、起動テスト。問題ないようだったら、起動時に自動起動するようchkconfigで設定。smbとnmbの2つあるので、注意!!

# /etc/rc.d/init.d/smb start
SMB サービスを起動中:     [ OK ]
# /etc/rc.d/init.d/nmb start
NMB サービスを起動中:     [ OK ]
# chkconfig smb on
# chkconfig nmb on
# chkconfig –list smb
smb 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
# chkconfig –list nmb
nmb 0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off

SELinuxが動いていると、sambaの共有領域へWindows側からアクセスできないので、SELinuxは切っておくか、SELinuxで共有領域へのアクセスを許可しておく。

SELinuxを止めるには、

selinuxの状態を見る
# getenforce
Enforcing

稼働中なので、
selinuxの稼働停止
# setenforce 0

selinuxの状態を見る
# getenforce
Permissive

警告のみ表示のモードになった。

selinuxの設定をいじって、今後動かないようにする
# vi /etc/sysconfig/selinux

# This file controls the state of SELinux on the system.
# SELINUX= can take one of these three values:
# enforcing ? SELinux security policy is enforced.
# permissive ? SELinux prints warnings instead of enforcing.
# disabled ? No SELinux policy is loaded.
#SELINUX=enforcing
#selinux稼働停止
SELINUX=disabled
# SELINUXTYPE= can take one of three two values:
# targeted ? Targeted processes are protected,
# minimum ? Modification of targeted policy. Only selected processes are protected.
# mls ? Multi Level Security protection.
SELINUXTYPE=targeted

それか、SELinuxの管理でsamba設定をいじる。

GUIツールが入っていな場合は、
コマンドでもできる、yumではパッケージ名が違うのでちょっと注意が必要。

# yum install policycoreutils-gui

GUIを使いたくない場合、またはそもそもGUI(GNOME)が動いていない場合、boolの変更などはコマンドでもできる。サンバにユーザのホームディレクトリにアクセスできるようにするには、

# setsebool -P samba_enable_home_dirs 1

という具合にする。

AX/57Aのルータ化つづき

■ DHCPの稼働 この前同様、DHCPは通常のインストールでは入ってこないので、コマンドラインからマニュアルでいじって稼働させる。 まずは、DHCPをインストール # yum install dhcp confファイル … “AX/57Aのルータ化つづき” の続きを読む

■ DHCPの稼働
この前同様、DHCPは通常のインストールでは入ってこないので、コマンドラインからマニュアルでいじって稼働させる。
まずは、DHCPをインストール

# yum install dhcp

confファイルをいじる。

# vi /etc/dhcp/dhcpd.conf

設定はサンプルファイルもあるので、それを参考にするといい。
サンプルファイルのありかは、lsで探すといい。

# ls /usr/share/doc/dhcp*
/usr/share/doc/dhcp-4.1.1:
3.0b1-lease-convert api+protocol dhcpd.conf.sample ms2isc
IANA-arp-parameters dhclient-tz-exithook.sh dhcpd6.conf.sample
sethostname.sh README.ldap dhcpd-conf-to-ldap draft-ietf-dhc-ldap-schema-01.txt
solaris.init

dhcp.conf.sampleとうのがそれ。
今回の設定は、
まずDNSの設定。これはポケットWi-FiルータのIPをいれておいた。
option domain-name-servers 192.168.100.1;
dhcpのリース時間を設定。
default-lease-time 21600;
max-lease-time 43200;
IPアドレスの割り振りの設定。40~60までにしておいた。
subnet 192.168.0.0 netmask 255.255.255.0 {
range dynamic-bootp 192.168.0.40 192.168.0.60;
option routers 192.168.0.1;
option subnet-mask 255.255.255.0;
}
これで一応設定は終了。DHCPをスタートさせる。

# /etc/rc.d/init.d/dhcpd start
dhcpd を起動中: [ OK ]

起動時に自動的にDHCPも走るように設定。

# chkconfig dhcpd on

設定の確認。

# chkconfig –list dhcpd
dhcpd
0:off 1:off 2:on 3:on 4:on 5:on 6:off
これであとは、Windows10側に移動して、IPアドレスが自動で取れるかテスト。