メールサーバの移行

OSの移行に伴い、まず、23日にWebサーバを移行し、さらに、動作の具合をみつつ28日からメールサーバの移行に取り掛かった。最初2日間で終わる予定だったが、やはりOSによる設定ファイルのありかの違いやもろもろの違いで、今 … “メールサーバの移行” の続きを読む

OSの移行に伴い、まず、23日にWebサーバを移行し、さらに、動作の具合をみつつ28日からメールサーバの移行に取り掛かった。最初2日間で終わる予定だったが、やはりOSによる設定ファイルのありかの違いやもろもろの違いで、今日までかかってしまった。一応これで移行できたつもりだが、メールは外部から来て、きちんと返信が出来てOKなので、まだ良く分からない。来週までは様子見かなあ。

メールサーバの構築その1

メールサーバの構築その1○下準備1.エイリアスを確認メールサーバはたいていの場合、Linuxインストール時に自動的にインストールされ、動いているはず。VineLinuxの場合postfixが動いている。また、メールアドレ … “メールサーバの構築その1” の続きを読む

メールサーバの構築その1
○下準備
1.エイリアスを確認
メールサーバはたいていの場合、Linuxインストール時に自動的にインストールされ、動いているはず。VineLinuxの場合postfixが動いている。
また、メールアドレスもすでにいくつかは設定され、メール転送のためのエイリアスも設定されているはずのなので、これを確認。
rootへのメールをいつもログインするユーザに転送できるようにしておく。
HPなどで良く見かけるwebmaster・MAILER-DAEMONなどはすでに作られており、rootへ転送されるようになっている。

vi等で設定ファイルを編集する。

設定ファイルのありかは etcの中のpostfixの中aliases

以下の部分で rootへのメールをいつものユーザに転送

root: user1

2.次に、postfixの設定ファイルmain.cfを編集していきます。

vi等で、etc内のpostfix内main.cfを編集

まず、ホストネームの設定。取得したドメインネームを設定します。(ドメイン名は:xxxx.yyyy.netとすると)
myhostname = xxxx.yyyy.net
mydomain = xxxx.yyyy.net
myorigin = $myhostname

メールの受信範囲はすべてのホストから
inet_interfaces = all

メールを最終的に受信するドメイン名
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain $mydomain

存在しないアドレスにはエラーコードを返すように設定
unknown_local_recipient_reject_code = 550

LANのネットワーク設定 LANの環境に合わせて設定してください
mynetworks = 192.168.0.0/24, 127.0.0.0/8

POPサーバーとしてCourier-IMAPを使うので、メールボックスの形式をMaildir/にする。
home_mailbox = Maildir/

ここまでの編集を終えたら、main.cfを保存して、Postfixを再起動(/etc/rc.d/init.d/postfix restart)する。
これでメールを送受信できるようになっているはず。

ルータのTCP 25番へのリクエストをサーバーへ中継するように設定しておく。

メールサーバの構築その2

メールサーバの構築その2 ○メール配信設定 1.Courier-IMAPのインストール VineLinuxの場合POPサーバーが標準ではインストールされないので、このままではサーバーにメールが届いてもパソコンに取り込むこ … “メールサーバの構築その2” の続きを読む

メールサーバの構築その2
○メール配信設定
1.Courier-IMAPのインストール
VineLinuxの場合POPサーバーが標準ではインストールされないので、このままではサーバーにメールが届いてもパソコンに取り込むことができない。
そこで、Courier-IMAPをインストールする。メール配信用サーバはPOP方式が使われることが多いが、POP方式だと、メールを受信するパソコンから、メールの受信操作を行わないと、メールは届かない。これは、その昔、ダイアルアップでインターネットに接続していた頃、メールを常時接続していなくとも送られてきたメールを受信できるように開発されたしくみだからだ。
現在、ほとんどの場合常時接続となり、メールサーバとは、当然LAN接続されていると思うので、IMPA方式のサーバとする。この方式だと、メールサーバ内のメールのフォルダーを直接いつでも見ることができるので、便利が良い。

まずは、apt-getでインストール。

# apt-get install courier-imap

2.メールボックスの準備
もうすでに、作成済のユーザにメールを配信するためには、メールボックスを準備する必要がる。
各、ユーザでログインして、

$ cd ~ <-ホームディレクトリに移動する
$ /usr/sbin/maildirmake Maildir <-メールボックスを作成する

また、メールのみのユーザを今後作成していく場合や、通常にユーザを作成する場合、いつもこの作業をしていると大変なので、ユーザを追加するとき自動で、メールボックスも作成されるようにしておく。
また、スーパーユーザになって

# /usr/sbin/maildirmake /etc/skel/Maildir

/etc/skelディレクトリの中身は、新規ユーザーを作成するときにそのホームディレクトリへコピーされる。

3.メールアカウントの準備
最初に確認した、エイリアス以外のメールアカウントを作成する場合は、通常、サーバにログインできるユーザを作成すれば、それが自動的にメールアカウントとなる。しかし、メールの受信のみ必要で、サーバへログイン必要ない場合
例えば、infoというメールアカウントを作成したければ。

/usr/sbin/useradd -s /sbin/nologin info

とする。これで、必要なメールアカウントを作成する。

4.Courier-IMAPの起動
準備が整ったら、Courier-IMAPを起動する。

# /sbin/service courier-imap start
# /sbin/service courier-authlib start

そして、メールを受信するにはMXレコードの設定が必要なので、
DNSサーバを稼動させているときは、MXレコードを設定する。また、プロバイダのDNSを使用しているときは、MXレコードの設定を行うよう、プロバイダの設定を行う。ダイナミックDNSを使用しているときは、DDNS提供のHPから設定する。
これで、設定は終了。プロバイダのメールやフリーのwebメールなどと、メールの送受信を試してみる。もちろん、メールの送受信を行うパソコンで、メーラの設定を行う。その際、メールの受信メールサーバの設定でPOP3でなくIMAPに設定する。

メールサーバの構築その3

メールサーバの構築その3 ○トラブル 1.送信できないトラブル 最近プロバイダや、フリーのwebメールのメールサーバでは、迷惑メール防止のためメジャーなプロバイダーのメールサーバからのメールのみ中継し、得体の知れないメー … “メールサーバの構築その3” の続きを読む

メールサーバの構築その3
○トラブル
1.送信できないトラブル
最近プロバイダや、フリーのwebメールのメールサーバでは、迷惑メール防止のためメジャーなプロバイダーのメールサーバからのメールのみ中継し、得体の知れないメールサーバ(特にダイナミックにふられるIP)からのメールを拒否するところが多い。この場合、加入しているプロバイダーによっては、メールサーバを公開しているところもあるので、そこを経由させてもらい。相手方メールサーバではねられないようにする。
main.cfの設定で、

relayhost = [xxx.yyy.zzz]

ここに、加入プロバイダーのメールサーバを書く。
その他の回避方法としては、メール中継の禁止設定は、ダイナミックなIPアドレスからを禁止しているところが多いので固定IPサービスに加入すると良い。また、送信時の問題なので、メーラ側で、送信時には、加入プロバイダの正式なメールサーバを使い送信すると良い。リターンのメールアドレスに、自サーバのメールアドレスを設定しておけば、返信はそこへ来る。

2.受信できないトラブル
ルータのポート中継を間違っていないかチェックする。
MXレコードの設定が適切でない場合もあるので、チェックする。

3.セキュリティ
不正中継に利用されないために、/etc/postfix/main.cfの中の設定
最初設定した状態では、中継はLAN内のみとしている。不正中継が出来る状態かどうか
確認すると良い。
また、存在しないアドレスにはエラーコードを返す設定も有効

unknown_local_recipient_reject_code = 550

これは、設定済のはず。
送受信できるメールの最大サイズを指定する

message_size_limit=1000000

という一行を追加
ディスククォータの機能を使って、maildirディレクトリのサイズを制限するなど。