sambaでNAS-2

その2回目。インストーラの起動とインストール設定-1

DVDが出来たら、いよいよCentOS7のインストール。DVDをドライブに入れてPCを起動すると、起動画面が出る。ここでキーボードの「i」キーを押す。

キーを押さなくても自動的にインストールが始まるが、メディアのチェックもやるので、結構インストーラの起動まで時間がかかる。普通はGUI方式のインストーラ(anaconda)が起動するはずだが、CUIモードになってしまう場合もある。これはグラフィック機能が対応できないからだ。今はほとんどの場合問題はない。今回も10年ほど前のハードでやっているが、問題なくGUIモードで起動する。

起動したらまず言語の設定。これは普通「日本語」だろう。スクロールして「日本語」クリック、そして右下の「次へ」をクリックして次へ進む。

次へ進むと、各種インストールの設定の画面となる。黄色のビックリマークが出ている所は設定が必要だということ。まずは一番重要なインストール先の設定を行う。今回SSDへインストールし、他のHDDはデータ用とするので、そこらあたりの設定を行う。

SSDは一番左に表示されているので、それをクリックする。

以前はここで、複数のHDDを選択して、1つの大きい論理ドライブを作成して、CentOS7をインストールしていた。これが原因で起動しなくなったので、今回は1台のSSDにCentOS7をインストールし、OS稼働後、他のHDDをマウントしてsambaで共有をかける。

まっさらなSSDやHDDの場合は、パーティーションを自動で設定できるが、そうでない場合は、既存のパーティーションを削除したりしないといけない。また自動の場合も実際どう割り振られるか見たいので、「その他のストレージオプション」から「パーティーションを自分で構成する」にチェックを入れる。そして、「完了」をクリック。

すると、パーティーション設定画面となる。まっさらなSSDやHDDの場合「ここをクリックして自動的に作成します」をクリックすると、標準的なパーティーションを自動的に作ってくれる。

もし、それで気に入らない場合や、もうすでにパーティーションがある場合は、消したいパーティーションをクリックして、左下の「-」ボタンをクリックすると消せる。また「+」ボタンをクリックすると、パーティーションを追加できる。

設定が終わったら、左上の完了をクリック。すると、どのような操作を今からやるかのリストが出る。

「変更を許可する」をクリック。これで「インストール先の設定」は終わり。

つづく

 

sambaでNAS-1

NASの動作も大体落ち着いて来たので、今回CentOS7のsambaでNASを作成した手順をまとめておきます。

今回はその1回目。下準備。CentOS7インストール用DVDの作成です。

以前もNASを再インストールした時にインストールDVDは作成していたものの、ちょっと時間も経ったので、なるべく新しいバージョンがいいかと、CentOS7のCentOSのHPへダウンしに行った。

CentOSのHPは、https://www.centos.org/

Get CentOS Nowをクリック。すると、どうもCentOSの最新版CentOS8が出ているようだった。Downloadページで、CentOS Linux DVD ISOをクリックすると、

出てくるのは、CentOS8のダウンロード先、

しかし、CentOS8は若干ハードウエアの要求事項が上がっていて、メモリは2GB推奨になっていた。今使っているNASのハードはメモリーが2GBしかなく、オンボードグラフィック用にメモリーを使うと1.6GB程度しかないので、ちょっと厳しい感じだった。

メモリーを増やしてもいいのだが、マザボとCPUの対応メモリーがDDR3-1066なのだが、古すぎてないので、使っているメモリーがDDR3-1333。

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これをマザボの各スロットに刺すと4GBにはなるのだが、そうするとなぜだか起動しない。いわゆる相性問題だ。1枚刺しの2GBなら普通に動く。CPUが省電力のPentium G630Tで対応メモリーがDDR3 1066ということも関連しているのかもしれない。

ということで、1つ前の使い慣れたCentOS7の最新版をさがしてみることにした。

またDownloadページに戻って、下へスクロールすると、

Older Versionsという項目があるので、そこの「then click here」のリンクをクリック。するとwikiに飛んで、各バージョンのリストが出る。

ここで、リストを探すと、

あった、CentOS7。一応、バージョンは1908でサポートは2024年7月までとなっている。あと4年はあるので、その頃までマザボやCPUが持つかどうかもわからないし、サポートがなくなっても、LAN内でしか使わないので、CentOS7でこのままいこう。「mirrors」をクリックすると、各ftpのダウンロード先が表示される。いつも理研のサーバーを回線も安定しているので使わせてもらっているので、そこをクリック。

DVD用ISOファイルを選択

ダウンロードが終わるまでしばし待つ。

ダウンが終わったら、ISOファイルから、DVDを作成する。Windows10なら、ISOファイルを右クリックして「ディスクイメージの書き込み」をクリックするとできる。

DVDが書きあがるまで、しばし待つ。