世界の新幹線(補足)

世界の新幹線と書いたが、世界の高速鉄道と書いたほうが正しかったかもしれない。 日本においては、JRは従来線路幅を狭軌で建設している。これで200km超の時速を出すのは技術的に難しかった。なので、高速鉄道は、標準軌で新線を … “世界の新幹線(補足)” の続きを読む

世界の新幹線と書いたが、世界の高速鉄道と書いたほうが正しかったかもしれない。
日本においては、JRは従来線路幅を狭軌で建設している。これで200km超の時速を出すのは技術的に難しかった。なので、高速鉄道は、標準軌で新線を建設し直し、車体幅も変わるので、駅舎もすべて新しく作り直す必要があった。なので、新幹線という名をつけたのだろう。
ところが、世界各地においてもっとも多用されている軌間は標準軌であり、例えばフランスを例にとれば、TGVは普通の駅舎にそのまま乗り入れて停まれる。もちろんパリモンパルナス駅のように駅舎を合わせて建て直し、斬新さをアピールしたり、ユーロスターのように新線を建設して速度アップはかったりしているところもあるが、基本的に今までの電車の発展型という感じが強い。日本では、このような事情により、建設がなかなか進まないという問題がでてしまい。今後、石油高騰のおり公共交通機関の見直しにも暗い影をおとすこととなり、ヨーロッパの高速鉄道の普及に遅れをとりそうな感じだ。残念なことだ。